深夜アニメ館: アニメキャプ+感想+考察その他

2005/5/26 Thursday

英國戀物語エマ #08

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エマ、第8話「時計」。やっぱり、こう来ましたか・・・。今回のエピソードも原作とは違いますけど、それでも原作のエッセンスは崩さず見事に仕上げてきてますね。素晴らしい。

でも流石にこのペースだとやはり原作2巻、もしくは3巻冒頭くらいで1クール終りになりそう。エマの物語が大きく動き出すのはそこからなんですけどねぇ。ホントに2期ないの?発表されてないだけで実は準備されてたりして・・・。マリみての時のように。




クリスタルパレスの一件以降、しばしば手紙のやり取りをするようになったエマとウィリアム。そんな2人をケリーは優しく見守っていました。そんなケリーですが、最近亡夫の形見の時計がねじを巻いてもすぐに止まってしまうのが気になります。時計を修理に出しに行ったエマ。帰りに読んだウィリアムからの手紙に先行きの不安を感じます。

時計のくだりはアニメオリジナル。元は原作6話のエピソードですが、ストーリーの流れに沿って改変されてます。流石にこちらの構成の方が洗練されてますね。今回の先行きを案じさせるシーンです。




手紙に書いた通り家族にエマとの交際を認めさせようとするウィリアムですが、当然ながら家族は猛反対。個人的な価値観ならともかく、先祖の努力や使用人たちへの責任まで持ち出されるとウィリアムもなかなか強くは出れないところ。

エレノアの話を持ち出すのがグレイスからヴィヴィに変わってますね。まあ話の流れ自体が全然違うんで、この場合キャラの性格的にヴィヴィの方がふさわしいかも。それにしてもしれっと話を振るハキムがなかなか・・・。まあここを乗り切れなければ話は始まらないんですけどね。



ケリーに不安な心持ちを打ち明けるエマ。ケリーは“あなたなら、大丈夫”と励ますのですが――

ウィリアムがいくら意気込んでもそうすんなり事が運ぶ筈がないことはエマの方がよくわかってるわけで・・・。ここが坊ちゃんの男の見せ所なんですけどね。



思い叶わず自室で今後を思うウィリアム。ウィリアムの思いを否定したリチャードも、妻の肖像を前に過去の出来事に思いをはせるのでした。

むー、最終話までにかーちゃんのエピソードまで辿り着くのはムリな気がするんですが・・・。



ケリーからエマとウィリアムの仲について聞かされたアル。“エマの力になってあげて”とのケリーの頼みに、アルは静かにうなずいてケリーの手を握り締めるのでした。

なーんかえーなあ。これも原作8話の一部を改変した場面ですが、原作よりずっと気持ちがこもったシーンに仕上がってますね。でも、なんか遺言みたいな・・・



修理に出していた時計を受け取ったエマ。そんなところにアルが慌てて下りてきます。“医者を呼んでくる!”アルのただならぬ様子にケリーの部屋へ駆けつけたエマでしたが、ケリーは既に――

。・゚・(ノД`)・゚・。

結局ケリーの最期を看取ったのはアルだったのね。まあケリーも大往生だわな。でもエマとしてはケリーの臨終に立ち会えなかったのは心残りかなあ。それに今後のこともあるわけだし。まあ今はそれどころじゃないんだろうけど。

さて次回、第9話は「ひとり」。あのエピソードに丸々1話使うのね。

2005/5/16 Monday

英國戀物語エマ #07

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エマ、第7話「水晶宮」。たとえリチャードに反対されても若い2人の情熱は止まりません。自ら積極的にエマを呼び出してデートに臨むウィリアム。エマもその気持ちをしっかり受け止めるのですが――

う?ん。このペースだとやっぱり最後までは辿りつきそうにはありませんね。今のところ2期目の情報はありませんが、どう〆るんでしょう?お話はまだ始まったばっかりなんですけどねー。てか、さらこれからが本題―ってところで1クール終りって事になりそうな気が・・・。



ウィリアムから突然届けられた一通の手紙。ちょっとした驚きと共に、ウィリアムがまだ諦めてしまったわけではない事に嬉しさを隠せないエマですが――

ケリー、ナイスフォローって感じっすね。原作だと、休みを貰えることに感謝したエマが今度は着ていく服を気にする描写があって、それに対してケリーが服の貸し出しを申し出るんですが、そのあたりはカットされちゃいましたね。その後エマの代わりにまたアルが駆り出されるシーンもカット。残念ですが、尺が限られてますから仕方ありませんか。



というわけでやってきたのはクリスタルパレス。壮麗な作りに、観光スポットにはまるで馴染みのないエマは驚くばかり。

時代が違いますからねー。ウィリアムと一緒でなければ一生縁のない場所でしょう。

ここでも原作にあった「ちなみに入場料はたったの1シリング―」という何気ないウィリアムの言葉にエマが微妙な表情をするところはカット。ちょっとしたシーンですが、ウィリアムとエマとの経済観念の違い、しいては所属する世界がやはり全然違っていることをエマが再認識させられるシーンなんですけどね。まあ世界の違いについては既に語られてますのでくどくなり過ぎると判断されたのかもしれませんが。



様々な出し物を見物する2人でしたが、会場を見渡せる丘の上でウィリアムは語ります。“ここを作るのにはかなりの反対があって計画は何度も頓挫しかけたけど、アルバート殿下の忍耐と強い意志で完成にこぎつけた。あの輝く知恵の結晶を見ているとどんな困難にも負けない勇気が湧いてきます”と。

ここはアニメオリジナル。クリスタルパレス建設時のエピソードを今のエマとの関係になぞらえて、ウィリアムが自分の意思を伝えるいいシーンになってます。



今までになく話しがはずむ2人でしたが、夢中になって話し込んでいるうちに会場は閉館。気付いたときには――

母親がらみの話も出てましたが・・・そこまで進むのか?でもここからしばらくの会話ってこの先の展開への伏線になってますね。



完全に閉じ込められてしまった2人。出入り口のガラスを破って出ようとするウィリアムですが、いくらなんでもそれは―と止めるエマ。期せずして暗闇に2人だけで取り残されることに。

いやー金持ちの考えることは乱暴ですねー。さすがにエマでも止めに入るわな。



リチャードに言われてウィリアムを探しに来たスティーブンス。そんな彼にハキムは「もう休んだ、と伝えてくれ」と頼みます。野暮な詮索は無用だと。

これもアニメオリジナルですが、スティーブンスのびみょーな表情がなんとも。ハキムえらい馴染んでるけど、ここってウィリアムの部屋だよなー。




ウィリアム、ここで一発と思うもののなかなか手が出ません。エマ、メガネを外して目頭を押さえます。「見慣れないものをいろいろと見たので―」。気遣うウィリアム、絡み合う視線、そして――

キスキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!



夜も明け、やっと外に出られた2人。いつものように道を歩く2人でしたが、自然と腕を組んで歩く姿は、やっぱり以前とは少し違うのでした。

って言ってもキスどまりだろーけどな。(・∀・)
ケリーやスティーブンスの反応もなんかいい感じですわな。“やったなおまいら”って感じ?



せっかくエレノアが遠乗りに誘いにきてるのに、昼近くになっても起きてこないウィリアム。落胆するエレノアにリチャードは――

こちらはこちらで勝手に話を進めてますなー。それにしてもエレノア不憫やなー。この手のお話にありがちなライバルと違って決して悪い娘じゃないんですけどねー。恵まれなさ過ぎ。

さて次回、第8話は「時計」。原作通りだと次は・・・。ですが、このあたり場面が前後してますからねー。

2005/5/10 Tuesday

英國戀物語エマ #06

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エマ、第6話「訪問」。ケリーの負傷を知ったウィリアムの父、リチャードはケリー宅を訪れます。でもリチャードの目的は他にも――

う?ん残念ながら今回は人物の作画バランスがちょっと崩れてきてますねー。今回は微妙な表情で登場人物の水面下のやり取りを表現する回でしたからなおさら・・・。でも全体的な芝居の細やかさは今回も健在。原作もそうですが、台詞に頼らず登場人物の表情の変化や仕草で内面を表現する手法についてはトップクラスでしょう。



“爵位持ちの貴族との結婚を=金で爵位を買いたい”という新聞広告に不快感を示すリチャード。自分のクラスにふさわしい振る舞いこそがこの国で生きるのにもっとも大事なことだとリチャードは言います。そんな父のプレッシャーを受けつづけているウィリアムはハキムの自由さにあこがれますが――

今回のエピソードをまとめたかのような冒頭ですな。リチャードがこのような考え方に固執するようになったのにもそれなりの理由があるわけですが、それはまだ先のお話。



エマのことが気になって仕事も上の空のウィリアム。エマが外出する時間になると家を抜け出して会いに行くのでした。今日はリチャードと舞踏会に出る予定になっていたのですがそれもすっぽかし。リチャードは一人出かけた舞踏会で、キャンベル子爵夫人からケリーの負傷を聞かされます。



ケリーの負傷の話を聞き、自ら見舞いに赴くというリチャード。自分だけで良かったのにとぼやくウィリアムですが、どのみち1度はケリーのもとを訪れようと思っていたリチャードにとって、今回のことは渡りに船。自分が言うまで1度も恩師を訪れようともしなかったウィリアムが、なぜ最近になって足繁く通っているのか・・・その理由を探るのも今回の目的。



そしてエマも、緊張の心持ちでジョーンズ親子を迎えます。今日だけは失敗できない・・・メイドとしての役目をそつなくこなそうと気を配るエマでしたが――

さすがに固いですなー。まあリチャードの人となりは聞いているはずですから無理もないですけどね。



緊張のあまりさすがのエマも上手く応対できません。そして落ち着きのないウィリアム。そこでリチャードが持ち出したのがウィリアムへの縁談話。

あー。明確な描写はありませんがこの時点でリチャードは2人の関係に確実に気付いてますね。てか挙動の落ち着かないウィリアムにカチンコチンのメイドとくれば気付かない方がどうかしてます。リチャードはエマに対してはずっと無表情を通してますけど、おそらく出迎えの時点から既に気付いていたはず。でも、そんなことをおくびにも出さず、その上で自分のメッセージだけはしっかり伝わるように話を持っていくのがリチャードの流儀なんでしょう。



“親の決めた相手とだなんて―”抗議するウィリアムに“もう心に決めた相手がいるのか?その人はウチにふさわしいレディーなのか?”と問い掛けるリチャード。リチャードの問いかけに、エマは動揺を隠せません。

あー。



そしてリチャードは畳み掛けます。“結婚は同じ国同士が望ましい。ジェントリとそれ以外では、言葉は通じても国は違う”と。あまりにハッキリと自分達の仲を否定されたことにショックを隠せない2人。

ここまでくればハッキリと相手を特定した上でやっていることはわかりますね。2人だってもう気付いています。まあ、前途は多難ということで。



言いたいことだけ言い放つと席を立つリチャード。こわばった表情で2人を見送るエマ。閉めた扉を前にして何を思う?

最後の最後までエマとは一言も言葉を交わさないのがリチャードの人柄を表わしてますねぇ。そしてウィリアムもそんな父親には逆らうことが出来ないってのが・・・。

まあでもこの展開は2人にとっても予想の範囲。だからこそエマも一歩を踏み出すのをためらっていたわけですし、ウィリアムも家人に言い出せなかったわけですし。どの道こういう展開は避けられなかったのは最初からわかっていたこと。

でもこれは今までの中途半端な関係を変化させる切っ掛けでもあるわけです。障害が大きければ大きいほど燃えるってこともあるわけで。次回「水晶宮」はそんなお話。

2005/5/1 Sunday

英國戀物語エマ #05

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エマ、第5話「晩餐会」。今回はエマの主人、ケリー・ストウナーにスポットがあたります。実は今回の出来事を切っ掛けに物語は大きく動いていくのですが、それはまだ先のお話。
・・・てか「晩餐会」って、てっきり別のエピソードだと思ってましたよ。元ネタは原作1巻収録の第5話なんですが、シナリオはかなり書き換わってます。

それにしても相変わらず描写は丁寧ですねぇ。でもって毎回毎回想像以上のスローペースに驚かされます。次回で既に半分消化なんですけど、分量的にはまだ原作2巻目の半分にも届いてませんヨ。原作とは構成を変えてきてるとは言え、このままのペースでは尻切れになるんじゃないかとマジで心配。



久々に亡夫の夢を見ていたケリー。今日は訪問客があった事を思い出します。大急ぎで準備をするのですが、雨漏りで壁紙が剥がれかかっているのに気付きます。

当時は冷蔵庫もないわけですし、急に数人分の料理を準備するのは大変でしょうねー。まあそれも難なくこなしてしまうのがエマなんですけど、さすがに建物の補修まではムリですわな。



てなわけでカードの途中呼び出されたアル。ぶつぶつ文句言いながらも壁紙の張替えを終えるのですが、ケリー宛に届いた手紙は――

あー、気が強い女に面倒見のいい男の組み合わせですか。でもこのパターンって実際多いよなあ。でもなかなか友達以上の関係になれないってのも良くあるパターン。大概は他のヤツが持ってっちゃうんだよなあ。



アルがケリーの亡夫ダグと親しかったことを聞いたエマはケリーとダグとの馴れ初めについてアルに尋ねるのですが・・・。結局来客はなく、料理は3人で食べることに。

この時期に女一人で生きていくのって大変だったんでしょうねー。亡き夫との思い出に浸る余裕なんてなかったのでは・・・?冒頭でもダグとの夢をみるのは久しぶりだと驚いていたくらいですから、エマがほとんど何も聞いていないってのもムリないのかも。



遠くを見るような眼で「こう見えてもケリーの奴は昔はなかなかの美人だったんだ――」と、ケリーとダグについて語るアル・・・。ダグが厨房に酒を取りに出たところで、ケリーはエマにウィリアムをどう思っているのか聞くのですが――

んー、やっぱアルもケリーに惚れてたんでしょうねぇ。ケリー自身もそれに全然気がついていなかったわけではないんでしょうけど・・・。ずっと独り身を続けるアルのことを、それなりに案じていることがわかる場面です。

でもそれ以上に気になるのはエマのこと。ウィリアムとエマが好きあっている事はわかっても、お互いを隔てる世界の違いがわからないケリーではありませんからね。そしてそれはエマにもわかっていること。



一方ジョーンズ邸では、ウィリアムの父リチャードがウィリアムの素行について執事に問い質していました。ウィリアムが元家庭教師であるケリーの家を頻繁に訪れていることを知ったリチャードは、その理由を怪しみます。

そりゃースティーブンスの説明ってムリすぎるでしょー。それにオヤジさんはウィリアムがそんな殊勝な性格じゃないって一番良く知ってるわけだし。でもスティーブンスってウィリアムがケリーの家にちょくちょく出かけてる理由って知ってるのかな?




なかなか戻らないアルを見に行くエマ。ケリーも自室に戻ることに。台所で寝ていたアルは、毛布をかけようとしていたエマに気付いて目を覚ますのですが、そんな2人の耳に大きな物音が・・・。階段から落ちたケリーは骨折するほどの大怪我ではなかったのですが、ダグからプレゼントされたネックレスはバラバラになってしまいました。

イテテテテッ!でも階段落ちって結構あるんだよなあ。確か家庭内での事故の割合でもかなり多かったような。風呂場や台所も結構危ないんだけど。
でもケリーにとっては大事な思い出の品が壊れてしまった方がダメージでかいよな。もちろんそれはエマにも伝わっていて――



後日、エマがケリーに手渡したのは元通りに修理されたネックレス。どうやって?と尋ねるケリーにエマは「この写真を見て」と答えます。エマの心遣いに胸打たれたケリーは、ネックレスをエマに手渡します。このネックレスは老いた自分よりもエマにふさわしい―ダグもきっと喜んでくれる、と。

今回のエピソードは原作をベースにしているものの展開はアニメオリジナルですね。雨どいが壊れて水浸しの室内を、濡れないようにスカートつまみながら掃除するエマもいいですが、今回のシナリオもなかなか秀逸です。原作ではエマがネックレスを修理して一件落着って感じでしたが、アニメではエマにネックレスを譲ることでケリーのエマに対する心情をよりいっそう引き立てています。

アルの扱いも原作よりだいぶマシになってますね。てか原作だとホント使いっぱの域を出てないもんなあ>アル。
お話の流れもまだ荒削りだった頃の原作に比べてスムーズ。ホント、原作付きアニメのシナリオ修正で原作より良くなってるのって少ないですからねぇ。GJ。



暖炉の前でまどろむケリーが見る夢は懐かしい若き日の出来事。そしてエマは、そんなケリーに優しく毛布をかけるのでした。

今回で原作1巻の内容は全部消化したのかな。既に2巻の内容も入ってきてますが、物語が大きく転換するまでにはあと1?2話は必要みたいですね。でもこのシリーズってどんなふうに締めるんだろうなあ。エンドもアニメオリジナル?

さて次回はウィリアムの父、リチャードがケリー宅を訪れます。第6話「訪問」を、お楽しみに。

深夜アニメ館 © 2005- Takashima Kiyoshi / Nuruota.com


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