巌窟王 #24(最終回)
巌窟王、最終幕は丸々1話かけてのエピローグ。本作の主人公であるアルベールや仲間達のその後を語ります。前回がああいう終わり方ですから、今回はもうこういった形での終焉しか考えられないですね。もう余分なことは書かなくていいでしょう。それでは最終幕「渚にて」。


崩壊した伯爵邸に花を投げかけるベルッチオ。アルベールとメルセデスをドプレー達に託し、花の都パリを離れます。ルイジ・バンパ一味もルナへ。ペッポはパリに残ったようですが・・・。






そして5年後。
ドプレーは書記長へと昇進し、ボーシャンも副編集長へと昇格しています。そして話題に上るのは故ノワルティエ公の悲願であり、故モンテ・クリスト伯=エドモン・ダンテスが投獄された一因ともなった帝国との和平の件。
一方、軍務についていたマクシミリアンは戦争終結を期に除隊し、マルセイユのヴァランティーヌの元へ戻ってきます。マクシミリアンは父親の(そしてエドモンの)船だったファラオン号を買い戻して運輸業を興す予定。
そんな彼らのもとへ、ルノーがユージェニーの凱旋パーティーに迎えにきます。
結局このカップルだけが順当にラブラブな関係を築けたんですね。でもルノー若いですな。他の連中がそれなりに順当に年食ってるのにルノーだけは全然ノリが変わりませんよ。




そしてジャニナ。
市でアクセサリーを買い求めていたバティスタンは広告モデルになっていたペッポに仰天。てかエデをねらってたんかよバティスタン!?そっちの方がビックリよ。
エデはジャニナ王家に返り咲き。ベルッチオやアリもエデを主人として仕えてますよ。なんかベルッチオやアリは従者が似合ってるのねー。バティスタンだけがちょと違うってか。でもバティスタン、漢やなぁ。やっぱりただの召使とは違うねぇ。




そしてパリに戻ってきたアルベール。
エデの話だとなんだかアルベールも出世してるらしいですね。まあいくら直接関係ないといっても父親があんな事件起こしてたんじゃ政府関連で仕事するのは相当大変でしょう。いつまでもアホベールじゃなかったってことですなー。署名を見る限り今は母方の姓を名乗ってるようです。
それでも結局邸宅は税の物納で持っていかれることに。最後の名残りにと立ち入りを求めたアルベールは母の絵の裏にエドモンからの手紙を見つけます。




そこに書かれている母への想いを綴る文章に涙を流すアルベール。「あなたは、僕が生まれるずっと前からここにいらしたんですね」と――。
エドモンや母たちの世代の過去の描写がフランツやユージェニーとの思い出の風景とシンクロしてますね。そしてメルセデスが見舞う墓所には、エドモンとフェルナンの墓が仲良く並んでいます。自分が原因で争うことになってしまった二人にメルセデスは何を思うのか――。




そしてアルベールはフランツの墓に、この5年間の無沙汰を詫びると共に胸の内をさらけだします。そして誓います。この先どんな人生を歩むことになっても、フランツや父や伯爵と共に過ごした時間、そしてあの夏のことは忘れないと・・・。そんなアルベールの耳に届くのはユージェニーのピアノ。アルベールのために作ったと言う、あの曲。そしてアルベールは駆け出すのです。懐かしく愛しい彼女の元へ。
いやースバラシイ。個人的には今季最高の作品でした。まあ元ネタ自体が世紀の名作ですからある意味当然と言えば当然なんですけど、前田監督の現代的なアレンジもまた秀逸。正直ここまでの新解釈であれば原作付きでなくても構わなかったのでは?と思わなくもないのですが、これもまた一つの境地なんでしょうね。新境地と言えばテクスチャをふんだんに使ったCGデザインもそう。最初は目が回りそうでしたけど、これはこれで独特の雰囲気を醸しだしています。他の作品でこの表現が定着するとは思えませんけど、これもまた新しい試みでした。
いやーそれにしても半年間楽しませてもらいました。すばらしい作品を送り出してくれたスタッフとスポンサーに感謝です。こんな作品がこれからも続くといいなあ。
























































































































