深夜アニメ館: アニメキャプ+感想+考察その他

2006/5/1 Monday

涼宮ハルヒの憂鬱 第5話「涼宮ハルヒの憂鬱 III」

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さて今回は前々回からの続き、本編第3回になるお話。今までは台詞回しも含めてかなり原作に忠実でしたが、今回はちょっと急ぎ足。まあこのあたりを原作のペースでやっちゃうとかなりダラっとした感じになっちゃいますので、この修正は適切でしょう。

前回、本編終了後のエピソードを挟んだことでおおよそのキャラ配置は原作未読の視聴者にも伝わってるわけですから、今回のややもするとクドくなりやすい説明的なエピソードは早足でOK。やはり前回の時系列変更は考え抜かれた結果ってことでしょう。今回冒頭の有希の部屋でのシーンも原作では古泉登場後の話なんですが、その後もみくるや古泉の告白シーンが続きますし3連続だとちょっとくどいですしね。

原作ではみくる登場後にキョンへのアプローチを開始したものの古泉が現われるまでキョンが本に隠されたメッセージに気付かなかったため有希がプッシュをかけたと言う流れ。これはこれで考えられた流れですが、アニメでバカ正直に再現するだけの価値があるかと言えば疑問。それよりもアニメならではのリズム感を大事にしたのでしょう。

この、原作をただ追うだけでなく、アニメならではの手法を取り入れた演出はこれまでも随所に見られます。原作付きアニメはメディア特性の違いから完成度では原作には程遠い出来になりがちな傾向がありますが、今期は本作の他にも“桜蘭高校ホスト部”や“BLACK LAGOON”など原作に引けを取らないどころか(アニメの特性を活かして)原作を超えるレベルの作品がちらほらと。ここのところ粗製濫造の傾向が強かったアニメ業界も、作品の商品としての価値を高める方向にシフトしていくのでしょうか。





有希の部屋のシーンを前倒しにしたおかげでその後の印象が原作とは微妙に変わってきてますね。みくるが有希に対してオドオドした態度を取っているところやその後の流れも原作通りではあるもののニュアンスはかなり違う。

原作では単なる前フリに過ぎませんが、アニメでは既にこの時点で有希が“宇宙人”だってことは判明しているわけで、このオセロのシーンではみくるが有希の正体を知っているらしいことも読み取れますし、ハルヒがSOS団の趣旨を宣言したときの三者三様の反応の意味も事前情報に照らし合わせれば大体は予測できるわけですね。





そりゃ自分達の正体をこれほど的確に指摘されちゃあ驚くなって方がムリだわな。まあハルヒ本人は言ってるだけでまるで気付いてはいないわけだが。みくるは当然として流石の有希も目をまん丸に見開いてるヨ。

みくるのコスプレは翌日からデフォですか。写真撮影も客寄せ目的なのは明白だわな。でもそんなん目的に見に来るやつが何か有益な情報を持ってくるとは思えないんだがな、ハルヒ。





嫉妬に燃えるハルヒ萌え。でもこの時点でハルヒが内心の嫉妬に自覚的かどうかは不明なんだよな。最近流行りのツンデレともちょと違うしね。

朝比奈みくるは未来人。
「禁則事項です」は「最優先事項よ」を超えられるか。





宇宙人、未来人とくれば・・・キョンじゃなくたって古泉が超能力者だってことは察しがつくわな。でも流石に野郎のシーン、盛大に省略されてんなーw
でもって対照的にバッチリ再現されてるのがみくるの着替えシーン。やっぱこのスタッフ、わかってますなあ。

でもこれ原作もデビュー作とは思えないくらい完成度高いよなあ。流石シリーズで100万部以上の売り上げはダテじゃないか。でもって初っ端からシリーズ化を念頭においた〆方がモロ商業作家って感じ。マジでこれが処女作なの?

さて原作どおりの展開だと次回はOPにもちょっと出てるあのエピソードなわけだけど・・・また中断かヨ。まあ本編をバカ正直に進めたらあと数回で終わっちゃうからなー。てなわけで次回は「孤島症候群(前編)」。これも「涼宮ハルヒの退屈」からの短編ですが、前後編でやるの? この流れだと「笹の葉ラプソディ」あたりもやりそうなんだがなー。

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