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2005/9/15 Thursday

フルメタル・パニック!The Second Raid #08

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フルメタル・パニック!TSR 第8話「ジャングル・グルーブ」。
休み明けの今回は宗助とテッサの心理描写が中心に。またクルーゾーの着任によりSRTの編成にも変化が。次回は取り残されたかなめに焦点が移り、物語りもクライマックスへ向けて着実に動き出していますね。

それにしても芝居が細かいですねー。語りの部分もそうですが、登場人物の動き&表情や声の抑揚の変化によって明示的に語られてない心境まで表現するクオリティの高さは逸品。そして後半のAS同士のバトルシーンも並のロボアニメをはるかに超越してます。スバラシイ!





うわー、とうとうテッサ、ブチ切れましたねー。不本意ながらも宗介がかなめの側に居たがってるってのはテッサにも重々わかってるわけで。複雑な心境ながらもかなめから宗介を引き離すのはテッサだって本意であるわけがない。
それでも冷静に状況を説明し理解を求めてるテッサに「それは、ご命令でしょうか」なんて憤懣タラタラな返事で答える宗介の態度は、天才とはいえ恋する少女でもあるテッサには耐えがたいですわなー。テッサ(´・ω・)カワイソス。

今までの描写を見ても、宗介だってテッサの気持ちに全く気付いてないはずはないんですよね。でも今までずっと“命令に忠実な兵士”の皮を被ることで、上官であるテッサの恋心や密かに惹かれているかなめへの気持ちをずっと誤魔化していたわけで。そこんところにもしっかり突っ込んでくるところにテッサの宗介への想いの深さや気持ちへの配慮がうかがわれます。

でもって、ひとしきりまくし立てた後我にかえったテッサが自責の念に駆られてるところとかもその仕草や声の調子からうかがえるところが細かい。「相良さんなんて・・・嫌いです」の言葉の裏には「上官の立場でこんなことを部下に言ってる自分も・・・」っつーのがあるんですよね。テッサって宗介が気になっていても公私の区別はしっかりしてましたからねぇ。まあでもこれは宗介の方が分が悪いよなあ。そもそも宗介がラムダドライバを使いこなせないという事実が今回の帰還命令の大本にあるわけですから。





「少々手荒になるかもしれませんが―」って少々じゃねーだろー。でも相当煽らないと宗介が本気モードにならないのは既に分かってるわけですからね。少なくとも宗介をラムダドライバを使う気にさせる程度には煽る必要があったってことでしょうか。

でもASの操縦系統ってどうなってるんでしょうねー。生身では無敵の格闘家だとしても、その技が全部操縦する機械を通して出せるわけなんてないんですけど。まあでもそのあたり、必要以上に細かい説明描写は一切省くことで矛盾を見え難くしてるあたりがフルメタの巧いところ。
そんなのは「ASはタダの機械ではない。鍛えられた戦士の肉体の更なる延長なのだ!」の台詞一発で流す割り切りが、リアルとフィクションの絶妙なバランスを維持してます。まあ細かく言えばラムダドライバの存在自体がかなりデタラメな設定なワケですし。





まあ結局今回は“煽ってはみたけれどヘタレはやっぱりヘタレでした”って結果に終わっちゃいましたが、今回登場のクルーゾー中尉はそれなりに優秀なリーダーだということは示されたわけで。彼のもとでどこまで宗介が成長できるかがこれからの課題ですかねー。

でも物語はそんなに悠長に彼の成長を見守ってはくれないんですよね。双子の姉は香港にASを伴って現われ、そして妹は既にかなめを射程に捉えています。別々に現われてるってことは姉の動きは陽動?次回は妹の魔の手がかなめに迫ります。かなめは冷たい殺意から逃れることが出来るのか?そして情報部やテッサの兄、レナードはどう動く?1クール作品ももう後半。クライマックスへ向けてお話も大きく動き出しそうです。

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