深夜アニメ館: アニメキャプ+感想+考察その他

2005/8/30 Tuesday

GUN×SWORD ガンソード #09

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ガン×ソード 第9話「カルメン 故郷に帰る」。
今回も双子姉妹の回と同じくらい後味の悪い話。狙ってやってんだろうけどあまり趣味がいいとは思えませんねぇ。どちらもヴァン達の訪問が単に破滅をもたらすだけで何の救いにもなってない。まあ現実にはそんなことだって普通にありえる話ですが、わざわざエンターテインメント作品でそれをやる必要があるのか? 個人的にはちょっと疑問。

それに鉤爪一派についても引っ張りすぎ。その片鱗をチラリチラリと見せるだけで正体を見せないってのは確かに興味を引く手法としては有効ですが、引っ張れば引っ張るほど期待外れに終わるリスクも増すわけで。これで正体がしょーも無かったりしたらイメージダウンは免れません。それにもうそろそろ飽きが来てるのも確か。もうすこし話の方向性だけでも見えてこないと・・・仇討ち要素だけでは正直引っ張るのもそろそろ限界でしょ。





住民の歓迎に訝しげなカルメン姉さんですが、やっぱ町を出た頃はあからさまに他所者扱いだったわけですね。カルールという名を捨ててカルメン99という2つ名にこだわるのもその現われでしょうか。
以前と違う町の雰囲気に昔を懐かしむ姉さんですが、やっぱ住民の対応が変わったのにはそれなりの理由がありそう。てかここにも鉤爪一派の影響が!(棒読み)

んー、秘密の花園をカルメンから隠す意味が全然ないですわな。件の花はそこらじゅうに咲いているわけで、ずっと居続けるならともかく短期滞在のカルメンに隠してもかえって不審がられるだけでしょうに。こういう視聴者にハエッタの隠し事を印象付けるためだけのシーンってのもちょっとわざとらし過ぎますね。朝や夕方のお子様向けアニメならともかく、深夜アニメでこんなことやっても仕方ないでしょう。





親父さんの自殺についてもそう。悲劇の演出のためだけの悲劇みたいな感じがぬぐえません。そもそも家ごと焼く必要は全然ないわけで。まだ花の毒性で死に至る展開の方が、ベタだけどよほどマシでしょう。それにヴァンはともかく、お節介の塊のようなジョシュアまでもが親父さんの放火を傍観してるってのも無理ありすぎです。カルメン達が来たことで親父さんも家も仕事も失って路頭に迷うハエッタも、自業自得だから当然の報いですか。夏だというのにお寒いシナリオですね。

まあ町を飛び出したカルメンと違い、ずっとこの町に留まっていたハエッタは花の薬効などなくても既に身内認定されてたってのが救いといえば救いですが、全体として今回は悲劇のための悲劇、筋書きのための筋書きと言った印象が強すぎて後味悪すぎです。もっともそう言った、一種の文学テイスト溢れる作品にしたいというのなら話は別ですが、当初の展開から見るととてもそうは見えません。どちらかといえば緻密な物語構成というより場当たりなドタバタ劇の印象が強い作品なわけですから、最後までその路線を貫いた方が印象はよくなるのでは?

少なくとも、もうそろそろ話の方向性くらいは明確にして欲しいところです。

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