深夜アニメ館: アニメキャプ+感想+考察その他

2005/6/13 Monday

英國戀物語エマ #11

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エマ、第11話「過去」。リチャードの再度の説得にもエマを諦めきれないウィリアムは、再度ストウナー邸を訪れます。そんなウィリアムを見かけたアルは、彼を自宅に呼び、エマの過去を語るのですが――

次回予告からすると、やはり最終回はあそこで〆ですか。そうもそうすると終盤の改変は・・・。1クールで終了とみるといかにも中途半端な状態になってます。キャンベル家との関係や、ウィリアムの母とのエピソードなど、先へ繋がるはずの要素がことごとく放置されてます。やはり2期を意識せざるを得ない作りですね。

原作のストーリーからみればここまでは序盤の舞台設定。これからが本来の物語の始まりだと思いますし。




ウィリアムの意気込みはいいんだけど、その無邪気な行動の裏で傷ついてる人もいるわけで。エレノアも不憫やなあ。

ここで注目は親父の台詞。原作読者にはその意味するところは明白なんですが、アニメが初見の人にはわかんないですよねぇ。ここらへんの作りは個人的にはちょっと残念。原作知ってなければ全ては楽しめないよってな作りはなあ・・・。少なくとも今シリーズでそのあたりが語られることは間違いなく無いわけですから。




アルが語るエマの過去・・・。アレ?エマがケリーに拾われる経緯はバッサリカット!?工エエェ(´д`)ェエエ工

まあこれはこれでアリだとは思うんですけど、今度は逆に原作知ってる人にとっては不満なシーンでは?それにこのあたり、時間軸をいじった咎めが出てますね。

原作ではこのシーンは前回「すれ違い」の部分に入ってるんですよね。エマとの待ち合わせに遅れたウィリアムはストウナー邸に向かったもののエマには会えず、そこで出会ったアルに“エマが帰るといっていた故郷の村”のことを聞き出すといった流れの中で語られるシーン。ウィリアムの訊き方ももっと切羽詰ってるわけで、だからこそ「俺が言ったなんて言うなよ」と前置きした上でアルも話し出すわけです。(第13話 さよならエマ-中編-)

アニメ版だとウィリアムもアルも妙に落ち着いていてそんな切迫感はないんですよね。アルがわざわざエマのプライバシーを語る必然性がない。それに必然性という観点から言えば、この時点でエマがロンドンに居続ける必然性もまたありません。既に家を出る支度は済ませてますし、ウィリアムに会いに行った先のジョーンズ邸でもあのあしらいだったわけですし。
ウィリアムに最後の別れを告げたらすぐにロンドンを去ろうと決意し、そしてすれ違いのあと本当にすぐにロンドンを去ってしまった原作版エマの行動の方がずっと自然。やはりこのあたり終盤の尺合わせ的な感じが強い。

まあでも原作を知らなければそれなりに良かったんですけどね。でも返すがえすケリーとの出会いのエピソードが削られたのは残念。あそこがいいのに。


エマの辛い過去を聞いたウィリアム。そんな彼は今何を思う・・・ってところで次回は最終話「スズラン」。予告のカットを見れば原作読者にはどこで終わるのかわかりますね。なんだか総集編のようなノリでしたけど、どのようにまとめるんでしょう?そして今後のエピソードを語る第2期の有無は?その答えが出るのは、もう少し先になりそうです。

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