深夜アニメ館: アニメキャプ+感想+考察その他

2005/5/27 Friday

エルフェンリート #08

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エルフェンリート第8話「嚆矢」。楓荘でルーシーを見つけたナナは猛然と襲い掛かります。ところが予期された反撃はなく、周りの反応もナナの予想とはまるで違って――。また今回はそしてルーシーの過去にスポットがあたります。他の子と少し違う、角が生えているというだけで差別されいじめられ続けた日々。そして数少ない味方であったはずの人物からの裏切り。溜まりに溜まったルーシーの怒りと不安が頂点に達したとき、彼女の中に眠っていたディクロニウスとしての血が甦ります。



コウタを迎えに出たにゅうの先手を取って殴り倒したナナ。でもなんだか勝手が違います。全く反撃してこないにゅうにいらだつナナ。そんなナナを平手打ちするコウタ。いくらルーシーが悪い人だと主張しても全くもらえないことに納得がいかないナナは楓荘を飛び出しますが――

まあこれは仕方ないですなー。ナナにとっては“にゅう”の存在なんて想定範囲外ですからね。それに前回の教訓もありますからイキナリの先制攻撃もそれほど無茶とは言いがたい。ただ周りの空気を読めなかった事だけが難点といえば難点ですわな。



そのころ荒川はヘリに乗せられて研究所へ連行されていました。角沢長官の下へ教授の首を持ってきた荒川は一刻も早く立ち去りたいところでしたが、それどころじゃない事態に!

しかしまあムチャクチャやりますなあ長官。まあそれは今に始まったことじゃないわけですが、荒川にとっては全く予想外の展開でしょう。イキナリ銃を向けられ撃たれるなんて日本じゃ普通考えもしないですからね。てなわけで荒川も研究所で働かされることになるのですが・・・。



飛び出してきた自分を追ってきたマユにディクロニウスのことを話すナナ。でもナナ本人にも、これからどうすべきか判断つかなくなっていました。そんな時に楓荘ではルーシーが目を覚まします。そしてその気配はナナにも伝わるのですが――



足元をふらつかせながらも“バカな娘を懲らしめに行く”と外に出ようとするルーシー。でも外に出ることすらままなりません。そんなルーシーを介抱するコウタに、ルーシーは過去の記憶を呼び覚まされるのです。

にゅう顔のルーシーはちょと新鮮ですね。まあこっちの方が本来の顔なんでしょうかね。でもルーシーの過去って、ちょっと救いがないからなあ。



8年前、養護施設に居た頃のルーシーもよく熱を出してうなされていました。でも、周り中が角の生えたルーシーを気味悪がっているのは幼いルーシーにもハッキリわかっていました。名前を呼ばれることもなく角だの鬼だの呼ばれいじめられつづける毎日。そんなルーシーにも、庇ってくれる女の子が1人だけ居たのですが――

まあ子供ってのは基本的に残酷ですからねぇ。それでも普通は親だの周りの大人の教育で矯正されていくわけですが、ここの施設の大人はあまりそういうことには興味なさそうですわな。でも、表面的には優しげに接してくる大人が陰では自分のことを忌み嫌っているってのを知るってのは、幼い心には重すぎますねぇ。そりゃトラウマにもなりますわな。そんな自分を庇ってくれる子に、つい心を許してしまうのも仕方ありませんわな。



人知れず仔犬を飼っていたルーシー。たった一つの心の拠り所だった仔犬は施設の人間には絶対の秘密だったのですが、エサの不足から女の子に事情を話してしまいます。ところがそれはスグに自分をいじめていた連中にも伝わり、仔犬は心無い子供たちに捕まってしまいます。

内緒とか秘密とかいう話ほど広まり易いものはないですからねー。でも嫌な感じ。でもこのころから、ルーシーの中に眠っていたディクロニウスとしての本能は目覚めかけていたんですね。



ルーシーの目の前で殴り殺される仔犬。それを見ているしかなかったルーシー。そして彼らに仔犬のことを話したのが自分がただ1人心を許していたあの女の子だということを知ったルーシーは全てに絶望し、そして――

うわー、そこまでやるかよ!!まあ昆虫とかを無邪気にバラす子は結構いるけど、仔犬とかを撲殺するってのはやっぱ極端な例だよなあ。しかも血が飛び散る中を鈍器で殴りつづけるってのは普通の感覚じゃねーよ。でも最近はこういうのも全くないとは言い切れないってところが怖いっすね。



「人間じゃないのは・・・お前らの方だ!!」ついに迸るディクロニウスとしての能力!一面に飛び散る血飛沫!殺人鬼、ルーシーがここに誕生します。

“今まで人を殺したことは一度もない”って言葉にはそれなりの意味があったってことでしょうかね。まあでもこれ以降は、たとえ生き残るためとはいえ殆んど無関係の人まで手をかけていくわけですが・・・。長年にわたって鬱積した不満や怨念が人を暴力に駆り立てるってのは無理もないことかも知れません。だからといってそれが無条件に許されるわけではありませんが。



角が生えている・・・ただそれだけのために何故こんな目に遭わなくてはならないのか――。守ってあげられなかった仔犬の墓の前で嘆くルーシー。そんなルーシーの前に1人の少年が現われます。突然現われた少年にも、最初は心を閉ざしていたルーシーですが――

だんだんこの物語の主題が明らかになってきたお話でしたね。物心ついて以来ずっと差別と虐待に苦しめられ続けたルーシー。そのルーシーの荒んだ心に初めて暖かな光が差し込むのがここでのコウタとの出会いになるのですが、それは次回以降に語られることに。

次回「追憶」では、コウタとの短かくも楽しかった思い出が綴られます。ルーシーの心が救われる日は来るのでしょうか。残すところあと5話。次回以降も、お楽しみに。

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