深夜アニメ館: アニメキャプ+感想+考察その他

2005/5/10 Tuesday

英國戀物語エマ #06

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エマ、第6話「訪問」。ケリーの負傷を知ったウィリアムの父、リチャードはケリー宅を訪れます。でもリチャードの目的は他にも――

う?ん残念ながら今回は人物の作画バランスがちょっと崩れてきてますねー。今回は微妙な表情で登場人物の水面下のやり取りを表現する回でしたからなおさら・・・。でも全体的な芝居の細やかさは今回も健在。原作もそうですが、台詞に頼らず登場人物の表情の変化や仕草で内面を表現する手法についてはトップクラスでしょう。



“爵位持ちの貴族との結婚を=金で爵位を買いたい”という新聞広告に不快感を示すリチャード。自分のクラスにふさわしい振る舞いこそがこの国で生きるのにもっとも大事なことだとリチャードは言います。そんな父のプレッシャーを受けつづけているウィリアムはハキムの自由さにあこがれますが――

今回のエピソードをまとめたかのような冒頭ですな。リチャードがこのような考え方に固執するようになったのにもそれなりの理由があるわけですが、それはまだ先のお話。



エマのことが気になって仕事も上の空のウィリアム。エマが外出する時間になると家を抜け出して会いに行くのでした。今日はリチャードと舞踏会に出る予定になっていたのですがそれもすっぽかし。リチャードは一人出かけた舞踏会で、キャンベル子爵夫人からケリーの負傷を聞かされます。



ケリーの負傷の話を聞き、自ら見舞いに赴くというリチャード。自分だけで良かったのにとぼやくウィリアムですが、どのみち1度はケリーのもとを訪れようと思っていたリチャードにとって、今回のことは渡りに船。自分が言うまで1度も恩師を訪れようともしなかったウィリアムが、なぜ最近になって足繁く通っているのか・・・その理由を探るのも今回の目的。



そしてエマも、緊張の心持ちでジョーンズ親子を迎えます。今日だけは失敗できない・・・メイドとしての役目をそつなくこなそうと気を配るエマでしたが――

さすがに固いですなー。まあリチャードの人となりは聞いているはずですから無理もないですけどね。



緊張のあまりさすがのエマも上手く応対できません。そして落ち着きのないウィリアム。そこでリチャードが持ち出したのがウィリアムへの縁談話。

あー。明確な描写はありませんがこの時点でリチャードは2人の関係に確実に気付いてますね。てか挙動の落ち着かないウィリアムにカチンコチンのメイドとくれば気付かない方がどうかしてます。リチャードはエマに対してはずっと無表情を通してますけど、おそらく出迎えの時点から既に気付いていたはず。でも、そんなことをおくびにも出さず、その上で自分のメッセージだけはしっかり伝わるように話を持っていくのがリチャードの流儀なんでしょう。



“親の決めた相手とだなんて―”抗議するウィリアムに“もう心に決めた相手がいるのか?その人はウチにふさわしいレディーなのか?”と問い掛けるリチャード。リチャードの問いかけに、エマは動揺を隠せません。

あー。



そしてリチャードは畳み掛けます。“結婚は同じ国同士が望ましい。ジェントリとそれ以外では、言葉は通じても国は違う”と。あまりにハッキリと自分達の仲を否定されたことにショックを隠せない2人。

ここまでくればハッキリと相手を特定した上でやっていることはわかりますね。2人だってもう気付いています。まあ、前途は多難ということで。



言いたいことだけ言い放つと席を立つリチャード。こわばった表情で2人を見送るエマ。閉めた扉を前にして何を思う?

最後の最後までエマとは一言も言葉を交わさないのがリチャードの人柄を表わしてますねぇ。そしてウィリアムもそんな父親には逆らうことが出来ないってのが・・・。

まあでもこの展開は2人にとっても予想の範囲。だからこそエマも一歩を踏み出すのをためらっていたわけですし、ウィリアムも家人に言い出せなかったわけですし。どの道こういう展開は避けられなかったのは最初からわかっていたこと。

でもこれは今までの中途半端な関係を変化させる切っ掛けでもあるわけです。障害が大きければ大きいほど燃えるってこともあるわけで。次回「水晶宮」はそんなお話。

深夜アニメ館 © 2005- Takashima Kiyoshi / Nuruota.com


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