フタコイ オルタナティブ、第3話「エメラルドマウンテン ハイ」。今回はちょっぴりしんみりするお話でしたね。ストーリー自体はすごくシンプルですが、演出はかなり凝ってたと思います。
でも、この内容は1話で流すにはちょっと勿体無かった感じもします。早足過ぎて深みは今ひとつ。2〜3話かけてもっと深く掘り下げればもっとお話に厚みが出たのでは?でも1クール作品じゃ仕方ありませんね。それに今までの流れからして背景説明は可能な限り省略するってのも本作の特徴のようですから、この舌足らず感も初めから計算ずくなんでしょう。
公式サイトのPVと併せて、今回のお話は本作の先行きを暗示しているように思えます。どちらかと言えば1話のドタバタの方が異色なのかも。でも毎回違ったカラーで話を組み立ててきますね。そんな中でも先へ向けての伏線が徐々に張りめぐらされていっているのは間違いありません。現段階では今後の展開は全然読めませんが、じゅうぶん期待はできそうです。
う〜む。いつからか知らんが白鐘姉妹が入り浸るようになってから2年近くも“ヘンな気”を起こさなかったってのはすげーな恋太郎。まあでもやっぱ気にならないわけないよなあ。わざわざ舞サンに言われなくても。
あーそれと事務所もう修理できたのね。これで雨も心配なしネ。
てなわけで久しぶりに会った舞の用事は、双子の妹、愛の素行調査。気が進まない恋太郎ですが、家出して男の家に転がり込んでる―との話に結局引き受けることに。確かに3年も経てば、いろいろ変わりますわなー。
沙羅と双樹に愛との関係を突っ込まれてキョドる恋太郎。適当にごまかして尾行に出るものの、ストーカーと間違われて(?)連行されることに。恋太郎のごまかしが気に入らない沙羅と双樹は独自に愛を尾行しようとしますが・・・。一方、事務所に戻った恋太郎のもとに現われたのは、尾行するはずだった愛その人でした。
いや、そりゃバレるでしょー。恋太郎キョドり過ぎ。(ノ∀`)
白鐘姉妹も尾行するのはいいけど、その対象、眼鏡かけてるよ。
でも恋太郎、いい高校生活送ってたんだなー。美人双子教師を両天秤にかけてたんかよ。ありえねー。まあ最終的には破局したみたいだけど、双子ってより、二人同時に相手するって時点でムリがありますよ。遊びで通すならともかく、どちらかが本気になった時点で関係は崩れるわなー。
楽しかった思い出がフラッシュバックする中、愛からも仕事の依頼が――。
この回想シーンって、今の沙羅や双樹との関係とも被らせてますよね。過ぎて去りし美しい思い出。でももうその思いも過去のもの。“仕事の依頼”を切り出す前に愛サンが手にしているのは、沙羅や双樹と共に写る恋太郎の写真。写真を手にする愛サンは何思う?
写真に気付いた愛の表情の変化が――。Aパートでは舞サンも同じようにこの写真を手にしていましたね。愛の“携帯を探して”ってのは仕事としてはちょっと微妙。愛サンには本当はもっと他に言いたいことがあったのでしょう。
そして二人はニコタマの町を巡ります。以前と同じように「エメラルドマウンテン」は売り切れだったけど、地図を持って“心当たりの場所”を――。
明確な描写はありませんが、缶コーヒーを買う場面や「あれ?オレこの道来たことあるなあ」等の恋太郎の台詞、その他から、おそらくは三人の思い出の場所を順繰りに巡っていってるのでしょうね。この時点で、既に愛は“ここ”から離れる決心をしているようです。
こっそり後をつけていたつもりがバレバレな沙羅・双樹。公園に移動した三人ですが、話をするうちに双樹たちと自分たち姉妹を重ね合わせた舞は突然泣き出して――
一緒に暮らしていてもギクシャクした関係。恋太郎と別れることになって以来、仕事も、愛との関係も、上手くいかなくなってしまったと舞は嘆きます。でかい声で沙羅たちが喋っていた尾行の詳細から、愛が転がり込んでいた先の男と上手く行っていないことも、それを舞が知っていることもわかります。
二人が恋太郎のもとを訪れたのも、過去に戻って全てをやり直したいという思いがあったのではないでしょうか。でも、自分達が望んだポジションには既に沙羅たちが・・・。過ぎ去った時間は戻ることなく、失われた関係もまた――
恋太郎たちが最後にたどり着いたのは、以前愛が恋太郎にキスを求めた学校。二人もまたキスを交わすことはなく、愛は翌日、この町から姿を消します。
3年前の泣いていた双子って、そういうシーンだったんですねぇ。そしてそれが二人の「終わりの始まり」だったと。
誰もいない事務所に戻った恋太郎は、倒された写真を見て愛の真意に気付きます。そしてそこにこめられた“失ったものはもうもとには戻らないんだね。今を大切にね”というメッセージにも。恋太郎は駆け出します。今を共に生きる、沙羅と双樹を探しに――。
う〜ん。前の話とはまるで違う雰囲気でしたねー。背景説明はホント最小限なんですが、キャラの芝居がホント細かい。最近は“わかりやすい”作品ばかりですから、こういった細かい芝居はなんだか新鮮です。これもまた深夜アニメならではですね。お子様向け番組じゃあこういう演出はムリですから。
さて次回は桜月姉妹の登場のようですね。あの組長とは親子なのか?次回「ニコバク ラプソディ」もお楽しみに。