深夜アニメ館: アニメキャプ+感想+考察その他

2005/4/10 Sunday

英國戀物語エマ #02

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エマ、第2話「二つの世界」。今回はお互いの住む世界の違いを描き出すお話です。初回と比べれば新鮮味には欠けますが、お話の流れとしては今回の方がいいですね。これは原作にないエピソードですが、上手い具合に原作の隙間を埋める形になっています。今回も丁寧な作りで好印象。

ただ今回はどちらかと言うとジョーンズ家側の紹介に重点が置かれていて、エマ側の世界についてはほとんど触れられていません。「二つの世界」というサブタイトルがマッチしてるのかどうかは微妙なところ。このタイトルにふさわしいエピソードは別にあるような気がします。それに丁寧なのはいいんですが、このペースで全12話に収まりがつくのかちょっと心配。



ウィリアム、ずっとここで待ち伏せかヨ。でもって毎回毎回わけわかんないもの買ってって、サラの店大繁盛だな。(・∀・)ニヤニヤ
でもサラって原作では“レイトンの店”の従業員だったけど、本作では共同経営者になってるっぽいっすね。店の名前も「MARTIN&SARAH」だし。

精一杯の押しをさらっと躱すエマに、ウィリアム(´・ω・`)ショボーン
でもエマ、鈍いフリしてこの時点では既にウィリアムの気持ちに気付いてるんですよねー。そしてエマもそんなウィリアムがまんざらではないと・・・。
登場人物のちょっとした仕草で内面の動きを表す、こういった心理描写が“エマ”という作品のイイところ。
短い尺のせいでイキナリ感が全然ないわけではありませんが、冒頭のサラと店主の会話からも最初の出会いからそれなりの時間が経過していることはしっかり描写されていますし、違和感は感じません。

このあたりの“突然出会った二人が、一緒の時間を過ごすうちに徐々にお互いの距離を縮めていく”というテーマはTV版「ああっ女神さまっ」とも共通したところだと思うんですが、印象は全然違いますよね。そして弟や妹達が帰ってきたときのウィリアムの性格描写にも注目です。総じて言えば鈍くてドジなところもありますが、取り残されたコリンへのウィリアムの気遣いが印象的に描写されています。
そういった、見過ごされがちな人々への気遣いが魅力的に描写されることで、エマがウィリアムだけには心を許していくことへの説得力が生まれるわけです。まあ作品のカラーが違うと言えばそれまでなんですが、あちらの方にもそれなりの工夫が欲しいところですね。




そんなウィリアムも、上流階級のお付き合いは苦手。パーティーに呼ばれてもずっとサボっていたのですが、それがとうとう厳格な父に見咎められ強制的に参加させられることに。そして嫌々ながら出席したパーティーで、ウィリアムはキャンベル子爵令嬢、エレノアと出会います。

原作でも明確な描写はありませんが、大人たちの態度からすればこの時点でウィリアムとエレノアをくっつけようという策謀があったのかもしれませんね。そう考えればエレノアが最初からウィリアムを意識しているのは不思議なことではありません。後に語られるはずですが、ジョーンズ家にもキャンベル子爵家にもそうするだけの理由があるんですよね。



後日、妹達の買い物に付き合わされたウィリアムはエレノアとばったり会う事に。レディは日傘のプレゼントを喜ぶと聞いたウィリアムは選んだ傘をもってカウンターへ、それを見てエレノアは期待に胸を膨らませるのですが――。

これはウィリアム、ちょっとマヌケだなー。
まあこの時点ではエレノアは全く眼中になかったって事なんですが、いくらなんでもこの展開じゃあエレノアも(´・ω・`)ショボーンだわな。しかもその後のフォローもなかったみたいだし。あーあ。



一方エマも、いつもの店にお目当ての姿がないことにちょっとがっかり。それだけならまだしも、偶然目にしたウィリアムが着飾ったレディ達と馬車に乗り込む場面を目撃して、浮かれた気分から一気に現実に引き戻されます。
そしてエレノアも、ウィリアムの心に他の女性の影を見て心穏やかではいられません。

あ?あ、間が悪いったら・・・。



ウィリアムと自分とでは住む世界が違う・・・。そう思ったエマは自然とウィリアムを避けることに。いつまでたってもエマに会えないウィリアムはとうとう決心してケリーの家を訪ねます。

ジョーンズ家で浮かれ話をしているメイドたちとエマとのコントラストが強調されてますね。こまかいですが、印象的。



「贅沢な暮らしに慣れている坊ちゃまには、かえって素朴な味が新鮮かしらね」
うわー、ケリーの皮肉すんげー。直球ど真ん中だよ。これって明らかにスコーンの話じゃねーよな。まあこの時点ではまだウィリアムもケリーの真意には気付いてないみたいだけど。

さすがにエマの「これ以上は分を過ぎている」発言には自分の不用意さに気付かされるわな。でも、価値観が違うと見えるものが全然違いますからね。指摘されて気付くだけでも実はたいしたものだったり。実際にはなかなかわかり合うところまでには行かないのが現実ですから。



まあこうして一歩づつ距離が縮まっていくわけですな。エマが帰ったときのケリーの反応もなかなかイイ感じですよ。

そしてエレノアも、ウィリアムズが選んだ傘の送り先がジョーンズ家でウィリアムを世話してるメイドだと知ってほっと一安心。でもこのシーンも深読みすると「メイドなんかにウィリアムが心奪われるはずはない」という無邪気な階級差別意識が垣間見えるんですよねー。まあもっとも相手がオバチャンだってのが大きいんでしょうが。

さて、来週はインドの王族ハキムの登場です。ウィリアムと象で街に繰り出したハキムは、立ち寄ったケリーの家でエマと知り合います。そしてハキムは―。次回「告白」をお楽しみに。

ああっ女神さまっ #13

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「ああっ女神さまっ」の更新は2週間ぶり。公式チェックしたら総集編は話数に入ってないのね。というわけで今回が13話。前話の最後で暗示された通りスクルドの登場です。でもOVA版と比べると3女神のなかで声が一番老けてるなあ。



天上界のシステムに異変!原因はベルダンディー!?このままでは地上にも影響が・・・というわけでスクルド降臨。

ウルドの時と全く同じパターンですなー。もう少し何か工夫はなかったのかな。てか今まで天上界のシステムと女神との関係がほとんど説明されてないんでお話が上滑りしてるんですよね。まあ「そこはスルーしろ」ってのが正しい見方だというのはわかるんですが、わけわからん説明台詞で視聴者を煙に巻こうって姿勢は個人的にはいただけません。もっとも近年多用されてる手法なんで、視る側も慣れちゃってて文句も出ないんですけどね。でもそういう手抜きはお話をメチャ薄っぺらくしちゃうぞー。



バグ云々はベルダンディーのところに来たいがための理由付けに使っただけって、まんまウルドの時と同じやん。まーお話の中だからいーけど、現実にこんなことやったのバレたら大変だー。



ところが頼りのマシンはウルドが粉々に・・・ってベッタベタの展開やなー。この時点で以降の流れも決まったようなもの。まあどうしても流れが読めちゃうのは原作付きの宿命のようなものだけど、マジ予定調和的な展開が多すぎる気がするなあ。それが本作のカラーだと言われればそれまでの話ですが。



既に流れが決まってる以上、このあたりの小技で変化を付けるくらいしか出来ないわな。でも沙夜子に踏まれてる螢一ワロタ。あのアングルだとバッチリ見えてんだろうな。



てなわけでベルダンディーは一度天上界に戻ることを決心。それを聞いて喜ぶスクルドですが・・・。



結局こういう展開なんだよなあ。意外性のカケラもないっすよ。今のところ見てると原作そのものってわけでもないみたいなんで工夫のしどころはかなりあると思うんですけどねー。まったり癒し系ってのは一歩間違えると単に退屈なだけになってしまいますからね。もう少しスパイスを効かせて欲しいところです。

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